幻のカツ丼大作戦 2008.11.15
立案・文:さとぽん
監修:
ましろ

S:んとさ〜。。。このショッピングセンターに来ると、けっこう、ここでランチにするやん

M:うん、いいんじゃないの〜? ましろは普段トンカツなんて食べないから、全然、大丈夫☆

S:うん。いいんやけどさ〜。。。おいらってば、何となく毎回同じもんを食ってる気がするのよねえ。このチーズ入りメンチカツとロースカツのセットのやつ。ホントはカツ丼が食べたいのにん!

M:食べれば〜?

S:そーなんやけどさ〜。。。カツ丼食べると、ご飯のお代わりが出来なくない!? ドンブリもんなのに、ご飯だけお代わりするのっておかしいやろ!? キャベツと味噌汁はお代わり出来るとして。。。ちょっとそれだけじゃ悲しいやん。ここに来る醍醐味ってば、いろいろお代わり出来ることやしね。って、仮にご飯をお代わりしたとしても、オカズがないんじゃねえ。。。んだから、いつまで経ってもカツ丼食べれないの

M:ふ〜ん、難しいね、ちゃとぽんは。ましろは満足〜♪

S:う〜ん。。。まっ、これはこれで美味しいからオケーなんやけどね

ましろはエビフライにタルタルソースをつけて美味しそーに食べた。おいらはご飯と味噌汁とキャベツのお代わり攻撃ちうだ。

S:んでも、嬉しいんだ。ここに来ると、ましろってばいっぱい食べてるやん

M:ん? そ〜かな〜。。う〜ん、そ〜かもしれない

S:だべだべ〜!? ましろがいっぱい食べてるのを見てると、おいらってば幸せな気持ちになれるんだ4♪

おいらは最後のロースカツの一切れを口にした。ましろはいつものように、最後になって味噌汁のお代わりをした。そーゆー決まり事のよーなものも、ホッと出来るから不思議だ。ちなみに、味噌汁の具は決まってシジミだ。

S:てゆーかよー、最近、おいら的にはシジミが少なくなってきたよーな気がするんやけど・・・

M:そ〜だね。。あっ、でも、今回のはシジミがちょっと多い気がする☆

S:ふむ〜。。。ここんとこ、食の安全が言われてるから、北朝鮮産のじゃなくて日本産のにしたんかな

M:そ〜なの〜?

S:いや、テキトーに言っただけなんやけどね。。。って、そーいえば、生のシジミで作った味噌汁より、一度シジミを凍らせて作った味噌汁のほーが美味しいんだってよ

M:ど〜して〜?

S:シジミを冷凍庫に入れると、シジミが寒くなってきて、凍らないよーに何かの分泌物を出すんだって。それが旨味成分になるんだって、「ためしてガッテン」でやってたの。ガッテンガッテンガッテンガッテン♪

M:へえ〜っ!!

S:って、そろそろ、買い物の続きでもしますかねえ!?

M:うん

会計を済ませて、店の外に出た。残す買い物は、ましろ用のキャッツアイって石とおいらのYシャツだ。

S:ん? ちょっと待って。。。ましろにご飯をお代わりしてもらって、おいらが食べればええんちゃうの!?

これはこれはナイスバディ。。。じゃなくて、ナイスアイディアが閃いたもんだ

S:おかずはましろに一切れもらってさあ。。。どお!?

おいらはニヤリと笑って、ましろを見つめた。

M:ん? ましろは別にいいよ〜

S:ホント〜っ!? わ〜い♪ 名付けて、カツ丼大作戦じゃあああっ! 今度、実行するべな(^O^)

M:うんうん

2週間後・・・。

例のショッピングセンターに車を走らせている。

M:ちゃとぽん、ニコニコだね〜?

S:ほっほっほ〜っ、今日こそは実行するぞよ、カツ丼大作戦♪

サクッとレストラン街に歩を進める2人。途中、おいらは焼き肉屋さんのランチにも後ろ髪を引かれたが、結局いつものトンカツ屋さんにレッツらゴー!(^O^)

S:って、て、てえへんだああああああああっ!

M:ど〜したの〜?

S:カツ丼ランチがな〜い!!!(^_^;)

がくっ・・・

M:普通のメニューにあるんじゃないの〜?

S:う〜ん。。。だって、カツ丼ってば何処を見てもないやん

M:そ〜?

ましろと一緒に店の前にあるディスプレイを見回した。

M:ほらっ、あったじゃん

S:違うよ〜、こりはおコちゃま用のやんか〜

M:そ〜なの?

S:うん

M:じゃあ、こっちのは〜?

ましろはカツ煮定食を指差した。

S:そりはカツ丼じゃないべさ。ただのカツ煮定食やんか〜

M:違うんだ〜? じゃあ、焼き肉にする?

S:ううっ、ココでいい・・・(T_T)

おいらは店の中にあるメニューをくまなく凝視した。

やっぱ、な、ない・・・(T_T)(T_T)(T_T)

M:しょ〜がないじゃ〜ん、クヨクヨしたって!

S:う、うん

M:ましろはカキフライが食べたいな〜。。あっ、鮭フライがあるのもいいな〜

結局、ましろは鮭フライのある秋限定セット、おいらはカキフライとエビフライがあるセットを注文した。

カキフライと鮭フライを1つずつ交換しつつ、ちょっくら悲しくなりながら、ランチタイムが始まった。

M:カキフライ美味しい☆

S:うんうん

おいらはキャベツとご飯、味噌汁と一気にお代わりをした。ましろもキャベツをお代わりした。

M:キャベツ多い〜。。ちょっと全部食べられるかわかんない

S:食え〜、食うんだ〜、ましろ

M:てか、ちゃとぽん、やっぱニコニコじゃ〜ん?

S:あらっ、そう!?(^O^)

おいらは最後のヒレカツの一切れを口にした。ましろはいつものように、最後になって味噌汁のお代わりをした。そーゆー決まり事のよーなものも、ホッと出来るから不思議だ。カツ丼が食べられなくても、ここに来ると幸せになれる2人なのであ〜る♪

おっしまい!m(__)m

注)この物語はほぼノンフィクションです。最近、何故かトンカツ屋さんに良く行くんです。いつか必ずカツ丼大作戦を実行させたいなあと思う今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。m(__)m